人道橋架設工事進捗 #1

現場

孤立集落の解消を急いでいます。

今年6月の大雨により東栄町内で山が崩れ、主要道路に続く唯一の道が閉ざされてしまった孤立集落があります。その地域で暮らしている方々は、足元の悪い川を渡って買い出しなどをされております。
現在、応急的な仮工事として、人道橋(車両が通ることを目的としない歩行者のための橋)の架設工事を行っています。

支援物資を送るために設置されたロープと川を渡る際の手摺代わりのロープ


安全な施工方法の模索や準備に時間がかかり、本格的な工事の着手までに2か月ほどかかってしまいましたが、工事関係者全員で協力し、工事を進めてまいります。
ちなみに、工事看板には令和7年までの表記がありますが、橋の架設自体は1か月ほど(令和5年8月下旬頃)で完了する予定です。人道橋はあくまでも”応急仮工事”で、本来の道路が復旧された後に撤去するものなので、その分の期間を含んでいます。

現在、人道橋架設の第一段階として橋の橋台を立てるための穴を掘っています。
今回の施工では、ダウンザホールハンマー工法という方法をとっており、クレーンに取り付けられたダウンザホールハンマーが硬い地盤を掘削すると同時に排土がされる仕組みになっていて、工事期間の短縮に貢献しています。

掘削中のダウンザホールハンマー。何か起こった時にすぐに操縦者に知らせられるよう、少し離れた場所で作業員が見守っている。

なお、工事中は安全確保と重機機材使用の関係で、現場付近の道路が片側交互通行となっております。
ご迷惑をおかけしておりますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

この工事の進捗状況は引き続きご報告させていただきます。

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